

麻布未来写真館とは?
「麻布未来写真館」 事業実施の背景
麻布地区は、区内にある大使館の半数以上が集中し、外資系企業も多く立地するなど、国際的な「まち」です。また、外国人が多く利用する六本木の繁華街は、麻布の「まち」の国際的な魅力を高めることに貢献しています。
麻布には由緒ある寺院や、毛利庭園のように大名屋敷の面影を今に残す庭園や、小説や落語に登場する坂や町名も多く残るなど歴史と文化の「まち」でもあります。一方、アークヒルズ、泉ガーデンや六本木ヒルズ等に代表されるように、大規模なまちづくりによって「まち」が大きく変化しています。
こうした大規模なまちづくりにより「まち」が変化していくなかで、貴重な歴史的・文化的資産を
次世代へ伝えていくとともに、麻布に暮らす多くの人々に麻布の歴史や文化をもっと知ってもらい、麻布の「まち」をより身近に感じ、愛着を感じてもらうための取組が重要です。
事業の趣旨
麻布地区総合支所では、平成21年度から区民や企業、大学等と協働し、麻布地区の昔の写真などを収集するとともに、定点写真を撮影し、麻布のまちの変化を保存する取組として「麻布未来写真館」事業を実施しています。
当事業は、麻布地区の資料収集・保存していくことを通じて、麻布地区に暮らす人々にとって身近な歴史・文化資源を保全継承するとともに、より一層の活用を目的としています。同時に、「まち」の歴史や文化をより多くの皆様に知っていただき、麻布地区への愛着を深めていただく一助となることを目指しています。
区民との協働事業
広報紙等の募集を通じて集まった「麻布未来写真館分科会」のメンバーとともに、収集した資料等を活用したパネル作成に向けたワーキング、まち歩きによる「まち」の変化の撮影やこれまでに作成したパネル等の発信、事業の周知に向けた検討等を実施しました。
また、分科会メンバーが作成したパネルは、大学や企業等の協力のもと、「パネル展(常設展示・企画展示)」により広く公開しています。
パネル展の開催
「麻布未来写真館」事業の一環として、「パネル展」では、分科会活動の中で検討したテーマに基づき、メンバーが作成したパネルを展示してきました。
平成21年より事業が始まり、分科会メンバーの尽力とともに、地域のさまざまな方から、写真等のご提供など多大なご支援とご協力を賜っております。
また、常設の展示として、都立中央図書館、有栖川宮記念公園管理事務所の展示スペース、港区麻布地区総合支所及び麻布地区協働スペースロビーでの展示を行っています。
※令和6年度より、「麻布未来写真館」と「あざぶ達人ラボ」の2つの地域事業が統合され、事業名が「麻布地域の魅力伝承事業」、事業の活動名が「あざぶら部」と改称されました。しかし、今までの事業経緯を踏まえこのページでは「麻布未来写真館」としています。